後立山南部(長野) 爺ヶ岳(2669.9m) 2019年8月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:30 柏原新道登山口−−4:10 種池山荘−−4:47 爺ヶ岳南峰 4:51−−5:03 爺ヶ岳中峰 6:01−−6:16 爺ヶ岳南峰 6:36−−7:06 種池山荘−−8:54 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2019年8月7日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
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コメント猛暑の中、爺ヶ岳へ。また展望は期待できないと思っていたが、今回はいい意味で期待を裏切られて展望を楽しめた。早朝のみだが奥日光、尾瀬が見えた




柏原新道登山口前の駐車場 大町市街地の夜景
扇沢 ガレ沢。登山道にもう雪は無い
種池山荘 爺ヶ岳向けて登る。いくつかライトの光あり
東の空が赤く染まる。頚城山脈が見えている 今日は立山、剱岳もすっきり見える
爺ヶ岳南峰山頂 爺ヶ岳南峰から見た東側。遠くは雲海
この時間は奥日光がはっきり見えた 尾瀬の山も見えた。平ヶ岳は雲海の下だった
八ヶ岳、南アルプスも見えているので今シーズンの中では視界は良好
爺ヶ岳中峰に登る 西の空に大きな虹。西で雨が降っている証拠
爺ヶ岳中峰(爺ヶ岳最高峰) 爺ヶ岳中峰の日の出。雲海から出た
爺ヶ岳中峰から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た北〜東の展望
爺ヶ岳中峰から見た頚城山脈と高妻山
爺ヶ岳中峰から見た八ヶ岳
爺ヶ岳中峰から見た南アルプス。時間経過と共に雲海に沈んでいった
爺ヶ岳中峰から見た常念山脈〜槍ケ岳
爺ヶ岳中峰から見た槍穂
爺ヶ岳中峰から見た剱岳〜池平山
爺ヶ岳中峰から見た剱岳北方稜線
爺ヶ岳中峰から見た尾瀬。薄くなってきた 爺ヶ岳中峰から見た奥日光。やがて見えなくなった
爺ヶ岳中峰から見た針ノ木岳 爺ヶ岳中峰から見た薬師岳
爺ヶ岳中峰から見た大天井岳 爺ヶ岳中峰から見た富士山
爺ヶ岳中峰から見た種池山荘 帰りの爺ヶ岳南峰
南峰から種池山荘へ下山開始 種池山荘を見下ろす

山頂の気温は約+12℃。高め 針ノ木雪渓は中間に切れ目あり
帰りのガレ沢 登山道より下方に僅かに残雪あり
登山口横の沢で水浴び 登山口到着
登山口の気温は約+20℃。体を動かすには暑い!
ミヤマダイコンソウ イワギキョウ
コケモモ ミヤマコゴメグサ
ミヤマキンバイ キヌガサソウ
クモマスミレ コマクサ
ヤマハハコ ハクサンシャクナゲ
ミヤマアキノキリンソウ
クロマメノキ? エゾシオガマ
コバイケイソウ チングルマ
コイワカガミ ウサギギク
ハクサンフウロ テガタチドリ
テガタチドリっぽいが花の形状が異なる ミヤマキンポウゲ
オトギリソウ ミヤマホツツジ?の蕾
ニガナ ヨツバシオガマ
シモツケソウ クルマユリ
ミソガワソウ オオバミゾホウズキ
カラマツソウ シロバナニガナ
カニコウモリ
ハクサンオミナエシ
コメツツジ
オオバギボウシ アジサイ
キオンかヒトツバハンゴンソウだと思う ミヤマウツボグサっぽい


・本日も下界は暑い! 前日に白馬岳日帰りを行ったので、今回は少し軽めの山を狙うことにして、爺ヶ岳とした。登山口の標高は約1350mなので夜間なら涼しく寝られるだろう。

・長野市内から大町に向かう通称「オリンピック道路」では、小川村で停電が発生し信号機が停止して警官が交通整理中だった。電気工事業者が高台の道路脇で双眼鏡を持って故障個所を捜索中。後の新聞報道によると、雷雨に伴う強風で倒木が発生し、電線切断や電柱倒壊があったそうだ。なお、この日は長野県内で他に2箇所で強風による被害が発生している。この日の雷雨はただのにわか雨ではなく、相当強烈だった様だ。

・大町はほとんど雨が降った形跡は無しで気温が高い。夕方に柏原新道登山口に到着したら、登山口目の前の駐車場に空きがあった。気温は+22℃。酒を飲んで就寝。夜中のうちに隣の空きスペースも埋まっていた。

・山頂で日の出を迎えるために1時半に出発。最近は0時半出発が多いのでちょっと遅め。気温は+17℃近くあって最初から暑く汗が出る。扇が大活躍。虫も多くライトの光につられて頭に寄ってくる。もちろん虫よけは使っている。

・高度が上がると徐々に気温が低下して快適になってくる。上空に星は見えないが、真っ暗な空に針ノ木岳のシルエットが見えているので稜線にガスはかかっていない模様。樹林の切れ間から大町市街の夜景が見えているので、夏場には珍しく安曇野の谷には雲海はかかっていないようだ。

・石畳付近で先行の2名の登山者に追いつく。まさか私より早い時刻に出発した人がいたとは。

・ガレ沢の残雪はもう無かった。正確には登山道上には無く、登山道より下った場所に僅かに残る程度。

・内部の光がまぶしい種池山荘前には登山者の姿は無かったが、爺ヶ岳の稜線には登山者のライトが点々と見えていた。小屋付近のお花畑は終盤に近いが、まだチングルマやコバイケイソウが咲き残っていた。

・南峰への登りの途中、ハイマツの背が低くなって地を這うようになる頃からライト不要な明るさに。上空は薄雲が出ているがまずまずの天候。雷鳥を探しながら登ったが見当たらず。

・南峰山頂では先客の2グループが休憩中。まだ日の出前で暗いが、南アルプスが良く見えていて空気の透明度は良好。奥日光の日光白根も見えていた。東側の展望を期待して中峰へ向かう。

・鞍部のコマクサはまだ咲いていた。コマクサの花の期間は長い。

・無人の中峰山頂へ到着。東側の遠い場所は雲海で、尾瀬の燧ヶ岳、至仏山までは見えていたが、それより北側は雲海の下で越後三山等は見えなかった。苗場山はかろうじて見えていた。

・今日は北信の山々も久しぶりに見えた。残念ながら前回のように佐渡は見えず。富山側は霞が深く、富山湾も見ることができなかった。

・西を見ると剱岳から大きな虹が立っていた。ということは西側では前が降っているらしいが、頭上は薄い雲はあっても雨を降らせるような暑い雲は無い。と思ったら、濡れるほどではないが短時間ながら雨粒が落ちてきた。今日は日本海側の方が雲が厚かったようだ。でも剱岳、立山とも雲はかかっておらず、すっきりと見え続けていた。

・休憩中に藤枝市在住の男性が登ってきた。扇沢から入って針ノ木岳から馬蹄形周回し、昨夜は種池山荘泊で爺ヶ岳を往復して下山とのこと。藤枝だとここまで遠いなぁ。ご苦労様。

・1時間ほど展望を楽しんで下山。いつも通り奥日光方面が見えていたのは日の出直後までで、その後は霞んで見えなくなってしまった。南アルプスは雲海の高さが徐々に高くなって見える範囲が北部のみになっていった。

・南峰に立ち寄り最後の展望を楽しむ。中峰に立ち寄る人は少ないが南峰は多い。居合わせた人に見える山々の名前を説明。今日は説明のし甲斐がある展望だ。

・種池山荘に下る途中で、私と同じく日帰り装備の足の速い登山者とすれ違うようになる。この時間帯は種池山荘宿泊者は出発した後で、一般登山者が届く場所ではないので最も人が少ない時間帯だ。

・下山は高山植物を撮影しながらなのでゆっくりと。もう花のピークは過ぎて種類はかなり減ってしまった。種池山荘近辺以外はあまり楽しめる場所は無い。爺ヶ岳自体は花の種類も数も多いとは言えない。

・下山では平日なのに登ってくる多数の登山者とすれ違った。会社によってはもうお盆休みなのかも。登山口の登山指導所にも人が入っていた。

・登山口で扇沢に降りて水浴び。登山口の気温は約+20℃で、体を休めている分には快適だが体を動かすと汗が噴き出す。私は半袖半ズボンでもそんな状況だが、大多数の登山者は登りでも長袖長ズボン。私なら大量の発汗で熱中症&脱水症状必至だろう。他に人ももっと涼しい格好で歩いた方がずっと楽だと思うのだが。

・やっぱり下界は暑かった! この日も夕方は下界は強烈な雷雨。山の上で遭遇したくないレベルで、今年はずっとこんな状態が続いている。

 

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